G検定 練習問題 #0171・最適化手法

鞍点と最適解の見分け

ディープラーニングの概要 › 最適化手法 単一選択 難易度 標準

2つの重みx、yをもつ損失関数L(x,y)=x²−3y²がある。点(x,y)=(0,0)の性質に関する説明として、最も適切なものを1つ選べ。

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解説

正解 A

この問題の論点:鞍点と最適解の見分け

ポイント

鞍点は勾配が0でも、方向によって極小にも極大にもなる点です。勾配が0というだけでは最適解とは判断できません。

選択肢ごとの解説

  1. A

    適切 正解

    勾配は(2x, −6y)で、原点では0です。y=0に固定するとL = x²で原点が最小、x=0に固定するとL = −3y²で原点が最大になります。方向によって極小にも極大にもなるので鞍点です。

  2. B

    不適切

    yの方向に動くとL = −3y²となり、損失は0より小さくなります。この関数はyを大きくするほど損失がいくらでも下がるため、そもそも最小値をもちません。

  3. C

    不適切

    局所最適解なら、その点のすぐ近くでは周りより損失が小さくなります。原点からyの方向にわずかに動くだけで損失が下がるため、局所最適解の条件を満たしません。

  4. D

    不適切

    原点で偏微分を計算すると2×0 = 0、−6×0 = 0で、勾配は0です。勾配降下法は勾配が0の点では更新量が0になるため、ちょうど原点にいると動けなくなります。

補足

次元の高い損失関数では、勾配が0になる点の多くは極小値ではなく鞍点だと考えられています。鞍点の周りは平坦な領域になりやすく、学習が止まったように見える原因の1つになります。

試験での狙われ方

鞍点・局所最適解・大域最適解の違いを、図や関数の形から見分けさせる形が考えられます。

参考

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