G検定 練習問題 #0172・最適化手法

早期終了の判断基準

ディープラーニングの概要 › 最適化手法 単一選択 難易度 標準

ある保険会社が、契約の解約を予測するニューラルネットワークを100エポックの予定で学習させた。訓練データの損失は最後まで下がり続けたが、検証データの損失は25エポック目で最小となり、その後は上がり続けた。早期終了の考え方に沿った対応として、最も適切なものを1つ選べ。

正解と解説を見る

解説

正解 C

この問題の論点:早期終了の判断基準

ポイント

早期終了では、検証データの損失が改善しなくなった時点で学習を止め、最も良かった時点の重みを採用します。

選択肢ごとの解説

  1. A

    不適切

    訓練データの損失が下がっても、検証データの損失が上がっていれば、訓練データに合わせ込みすぎた過学習の状態です。未知のデータに対する性能は下がっていると考えられます。

  2. B

    不適切

    止める時点の選択もモデルの調整の一部です。テストデータで決めると、その情報が調整に入り込み、最終評価が実際より良く見えてしまいます。止める時点は検証データで決めます。

  3. C

    適切 正解

    早期終了では、検証データの損失が改善するたびに重みを保存し、一定期間改善しなければ打ち切ります。最後の重みではなく、最良の時点の重みを使う点が要点です。

  4. D

    不適切

    訓練データの損失が下がり続ける一方で検証データの損失が上がるのは、学習不足ではなく過学習の典型的な兆候です。エポック数を増やすと、過学習はさらに進みます。

補足

早期終了は、学習を続ける長さを検証データで決める手法で、正則化の一種として扱われます。検証データの損失は細かく上下するため、1回悪化しただけで止めると早すぎることがあります。そこで実装では、改善しないまま何エポック待つかをpatienceなどの名前で指定します。

試験での狙われ方

訓練データと検証データの損失の推移を示し、止める時点や過学習の兆候を判断させる形が考えられます。

参考

表示設定

テーマ
文字の大きさ
問題演習