要点
- E資格を受けるには、JDLA認定プログラムを試験日の過去2年以内に修了している必要があります。G検定の受験資格は「制限なし」です(JDLA「E資格とは」「G検定とは」)
- E資格の受験料は一般33,000円(税込)で、認定プログラムの受講料は別にかかります。G検定は一般13,200円(税込)です(同上)
- 2026年第2回E資格の合格率は約67%(受験者1,062人、合格者712人)、G検定の2026年第5回は76.97%でした(JDLA、2026年9月18日・9月24日発表)
目次
G検定とE資格は何が違いますか?
G検定はAIを事業に生かす立場の人向け、E資格はディープラーニングを実装するエンジニア向けの資格で、どちらも一般社団法人日本ディープラーニング協会(JDLA)が実施しています。JDLAは、それぞれの目的を次のように説明しています。
- G検定:「ディープラーニングの基礎知識を有し、適切な活用方針を決定して、事業活用する能力や知識を有しているかを検定する。」
- E資格:「ディープラーニングの理論を理解し、適切な手法を選択して実装する能力や知識を有しているかを認定する。」
| 項目 | G検定 | E資格 |
|---|---|---|
| 受験資格 | 制限なし | JDLA認定プログラムを試験日の過去2年以内に修了していること |
| 試験時間・問題数 | オンライン100分、会場120分。どちらも145問程度 | 2時間・100問程度 |
| 出題形式 | 知識問題(多肢選択式) | 多肢選択式の知識問題。Pythonのソースコードを含む問題もある |
| 受ける場所 | 自宅などのオンラインと、テストセンター | 各地の指定試験会場(申込・受験はピアソンVUEの受験サイト) |
| 実施の頻度 | おおむね2か月ごと | 年2回(2月・8月) |
| 受験料 | 一般13,200円(税込)、学生5,500円(税込) | 一般33,000円、学生22,000円、会員27,500円(いずれも税込)。別に認定プログラムの受講料 |
| 範囲の中心 | AIの歴史、機械学習とディープラーニングの手法、数理・統計、法律・倫理、社会実装 | 数学的基礎(確率・統計、情報理論)、機械学習、深層学習の基礎と応用、開発・運用環境 |
E資格の数字は、JDLAの「E資格とは」によります(2026年10月31日確認)。E資格では、PyTorchかTensorFlowのどちらかを試験開始時に選び、選んだあとは変更できません。
E資格を受けるのにG検定の合格は必要ですか?
必要ありません。E資格の受験資格は、JDLA認定プログラムのいずれかを試験日の過去2年以内に修了していることだけで、G検定の合格は条件に入っていません(JDLA「E資格とは」)。
認定プログラムは、JDLAが認定した民間の事業者などが提供する講座です。受講料や期間は事業者ごとに異なり、E資格の受験料とは別にかかります。シラバス改定の前のプログラムを修了した人も申し込めますが、扱いは受講した事業者に確かめるよう案内されています。
修了から2年を過ぎると受験資格がなくなるので、受ける回を決めてから講座を選ぶと計画が立てやすくなります。
G検定とE資格はどちらから受けるべきですか?
AIを企画や導入の立場で使う人はG検定、モデルを自分で作る人はE資格が目的に合っています。両方を受けるなら、G検定を先にして全体の地図を作ってからE資格の細部に進む順番がよいというのが、当サイトの考えです。JDLAが受験の順番を示しているわけではありません。
| いまの立場 | 当サイトのすすめ | 理由 |
|---|---|---|
| 企画・営業・管理職で、AI導入を進める | G検定 | 法律・倫理や、AIプロジェクトの進め方が範囲に入る |
| ディープラーニングは初めてのエンジニア | G検定 → 認定プログラム → E資格 | 用語と全体像を先に固めると、講座の内容を追いやすい |
| Pythonで機械学習を書いた経験がある | 認定プログラム → E資格 | G検定を経ずに受けられる。法律・倫理はG検定の範囲で補う |
| 費用を抑えて、まず1つ取りたい | G検定 | 受講の条件がなく、受験料も低い |
E資格のシラバスの大項目は、数学的基礎、機械学習、深層学習の基礎、深層学習の応用、開発・運用環境の5つで、法律や倫理の項目はありません。実装の仕事でも、データの扱いや契約で法律の知識が要る場面はあるので、エンジニアがG検定を受ける意味はここにあります。E資格以外も含めて、G検定のあとに受ける資格は「G検定の次に取る資格」で目的別に整理しています。
E資格はG検定よりどれくらい難しいですか?
合格率はE資格のほうが低く、2026年第2回は約67%でした。G検定の2026年第5回は76.97%です。ただし、E資格は認定プログラムを修了した人だけが受けるので、受験者の層が違います。
| 試験 | 回 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
|---|---|---|---|---|
| E資格 | 2026年第2回 | 1,062人 | 712人 | 約67% |
| E資格 | 2026年第1回 | 1,317人 | 911人 | 約69%(計算値) |
| G検定 | 2026年第5回 | 14,908人 | 11,475人 | 76.97% |
E資格の2026年第2回では、科目別の平均得点率も公表されています。応用数学が約61%、機械学習が約60%、深層学習が約62%、開発環境が70%でした(JDLA、2026年9月18日発表)。一方、G検定は合格ラインが公表されていません。
E資格で時間がかかりやすいのは、次の3点です。
- 確率・統計や情報理論の数式を、自分で追う必要がある。
- Pythonのソースコードを含む問題があり、PyTorchかTensorFlowを使う問題も出る。
- 1問あたりは約72秒(2時間÷100問の計算値)で、G検定のオンライン試験の約41秒より長い。ただし、数式やコードを読む問題がある分、1問あたりの負担は大きい(当サイトの見方)。
費用と日程はどう違いますか?
受験料だけで、E資格はG検定の2倍以上かかり、さらに認定プログラムの受講料が加わります。G検定は、前回の受験から2年以内の再受験なら割引があります(オンライン試験のみ)。
| 受験料(一般) | 13,200円(税込) |
|---|---|
| 受験料(学生) | 5,500円(税込) |
| 再受験割引(一般・オンラインのみ) | 6,600円(税込) 前回受験から2年以内、個人申込のみ |
| 再受験割引(学生・オンラインのみ) | 2,750円(税込) |
| AI For Everyone割引(一般・オンラインのみ) | 9,240円(税込) |
| 会場試験の割引 | 各種割引制度なし |
最終確認日:2026年10月30日(JDLAの公開情報にもとづく)
E資格の2027年の日程は次のとおりです(JDLA、2026年9月18日発表)。
| 回 | 試験日 | 申込期間 |
|---|---|---|
| 2027年第1回 | 2027年2月19日〜21日 | 2026年12月1日〜受験日の前日23:59 |
| 2027年第2回 | 2027年8月27日〜29日 | 2027年6月1日〜受験日の前日23:59 |
G検定の次の回は次のとおりです。
次回の2026年第6回(G2026#6)は、オンライン試験が2026年11月6日(金)16:00・2026年11月7日(土)13:00から(会場試験はありません)です。個人申込の期間は2026年9月11日から2026年10月29日までです。
全体の日程は日程・申込で確かめられます。
G検定の勉強はE資格に役立ちますか?
役立ちます。E資格の深層学習の範囲に並ぶ項目の多くには、G検定のシラバスにも対応する項目があります。違うのは深さで、G検定は「何をするものか」「どう違うか」を問い、E資格は数式と実装まで踏み込みます。
| E資格のシラバス | 対応するG検定のシラバス項目 |
|---|---|
| 畳み込みニューラルネットワーク、リカレントニューラルネットワーク、Transformer | 項目18 畳み込み層、項目22 回帰結合層、項目23 Attention |
| 画像認識、物体検出、セマンティックセグメンテーション | 項目26 画像認識 |
| 生成モデル | 項目30 データ生成 |
| 深層強化学習 | 項目29 深層強化学習 |
| 深層学習の説明性 | 項目33 モデルの解釈性 |
| エッジコンピューティング | 項目34 モデルの軽量化 |
| 確率・統計、情報理論 | 項目37 AIに必要な数理・統計知識 |
G検定の段階では、深追いしすぎないことも大切です。学習ガイドの各項目にある「G検定で問われる深さ」で、どこまで覚えれば足りるかを確かめられます。E資格まで見据えるなら、G検定に合格したあとで数式や実装を深めるほうが、時間の使い方として無理がありません。
まずはG検定の範囲でどこが弱いかを確かめるところから始めます。問題演習は分野ごとに解けて、すべての選択肢に解説がついています。全体の位置を先に知りたい場合は、実力診断で分野ごとの正答率を確かめてください。
次にやること
読んだら、実際に解いてみるのがいちばんの確認です。全問オリジナルで、すべての選択肢に解説がついています。
出典
- JDLA「E資格とは」 (試験の目的、受験資格、試験時間・問題数・出題形式、受験料、試験会場、シラバス、前提フレームワーク)
- JDLA「2026年 第2回 E資格(エンジニア資格)」結果発表・2027年開催スケジュールのお知らせ(2026年9月18日)
- JDLA「G検定とは」 (試験の目的、受験資格、合格者の特典)
- JDLA「G検定のよくある質問」 (試験時間・問題数)
- JDLA「2026年 第5回 G検定(ジェネラリスト検定)」オンライン試験/会場試験の開催結果を発表(2026年9月24日)
- JDLA「G検定(ジェネラリスト検定)2027年の年間開催スケジュールを発表」(2026年9月11日)
- G検定 試験出題範囲(シラバス2024)第1.4版 (技術分野 項目18 畳み込み層・項目22 回帰結合層・項目23 Attention・項目26 画像認識・項目29 深層強化学習・項目30 データ生成・項目33 モデルの解釈性・項目34 モデルの軽量化・項目37 AIに必要な数理・統計知識)