Transformerのエンコーダとデコーダで使われるAttentionに関する説明として、最も不適切なものを1つ選べ。
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解説
正解 C
この問題の論点:Transformer内の注意機構
ポイント
Source-Target Attentionでは、クエリはデコーダ側、キーとバリューはエンコーダ側から作ります。
選択肢ごとの解説
- A
適切
エンコーダは入力文全体が与えられた状態で処理するため、各位置は前の位置にも後ろの位置にも注意を向けられます。これにより、文全体の文脈を反映した表現が得られます。
- B
適切
デコーダは出力を1語ずつ生成します。学習時に後ろの正解を見てしまうと推論時と条件が変わるため、未来の位置のスコアを負の無限大に置き換え、ソフトマックス後の重みを0にします。
- C
不適切 正解
向きが逆です。Source-Target Attention(Encoder-Decoder Attention)では、デコーダ側の情報からクエリを、エンコーダの出力からキーとバリューを作ります。生成中の単語に関連する入力側の情報を取り出すためです。
- D
適切
ヘッドごとに異なる射影を学習するため、異なる部分空間で別々の関連度を捉えられます。各ヘッドの出力は結合したあと、さらに線形変換して次の層へ渡します。
試験での狙われ方
3種類のAttentionについて、クエリ・キー・バリューをどこから作るか、マスクがどこで必要かを入れ替えて問う形が考えられます。
参考
- G検定 試験出題範囲(シラバス2024)第1.4版 (技術分野 項目23 Attention)
- Vaswani et al., Attention Is All You Need (2017)