AI用語集・ディープラーニングの要素技術

Source-Target Attentionとは

ソースターゲットアテンション

別名:Encoder-Decoder Attention、クロスアテンション、Cross-Attention

  • シラバス 技術23
  • ◯×チェック3問
  • 練習問題3問

最終更新日:作成:ウカトレ編集部(AIで作成し、別のAIが一次資料と照合)人による確認:未出典

1行定義

Source-Target Attentionとは、出力側の系列からクエリを、入力側の系列からキーとバリューを作るAttentionのことです。

くわしく

Source-Target Attentionは、2つの異なる系列をつなぐAttentionです。翻訳でいえば、訳文(ターゲット)を作っている側が、原文(ソース)のどこを参照するかを決めます。Transformerの論文での呼び名は「Encoder-Decoder Attention」で、クロスアテンション(Cross-Attention)とも呼ばれます。

クエリ・キー・バリューの出どころ

  • クエリ:デコーダ側、つまりいま出力を作っている系列から作ります。
  • キーとバリュー:エンコーダ側、つまり入力系列を処理した出力から作ります。

デコーダの各位置が「次の語を作るには何が必要か」をクエリとして出し、入力系列の全位置のキーと照らし合わせます。関連の強い位置のバリューを重く見て集め、出力の材料にします。

Self-Attentionとの違い

Self-Attentionは、クエリ・キー・バリューを同じ系列から作り、系列の中の関係を捉えます。Source-Target Attentionは、クエリとキー・バリューを別々の系列から作り、系列と系列の対応を捉えます。計算の手順は同じで、違うのは入力の出どころだけです。

Transformerの中での位置

元のTransformerのデコーダの各層は、次の3つの部品をこの順に重ねています。

  1. マスク付きSelf-Attention:まだ生成していない後ろの位置を隠して、出力側の文脈をつかみます。
  2. Source-Target Attention:エンコーダの出力を参照し、入力文の情報を取り込みます。
  3. 位置ごとの全結合層

RNNを使ったSeq2SeqにBahdanauらが加えたAttentionも、出力側から入力側を参照する同じ考え方です。現在は、画像生成モデルが文章の指示を取り込む部分などにも使われています。

覚え方

「問いは出力側から、答えの材料は入力側から」と覚えます。

G検定での出題

出題のされ方

クエリはデコーダ側、キーとバリューはエンコーダ側から作るという出どころの違い、Self-Attentionとの区別、Transformerのデコーダの中での位置づけが問われます。

混同しやすい用語

用語意味
Source-Target Attentionこのページの用語出力側の系列からクエリを、入力側の系列からキーとバリューを作るAttention
Self-Attention系列の各要素が同じ系列内のすべての要素との関連度を求め、その重みで情報を集めて文脈を反映した表現を作る仕組み

◯×チェック

3問

次の文が正しいか、誤りかを選んでください。

  1. BERTのように、Transformerのエンコーダだけを使うモデルには、Source-Target Attentionは含まれない。

    答えを見る

    答え ◯ 正しい

    Source-Target Attentionは、デコーダがエンコーダの出力を参照するための部品です。GPTのようなデコーダだけのモデルも、Attentionの部分はSelf-Attentionだけです。

  2. Source-Target Attentionでは、まだ生成していない位置を隠すマスクを、エンコーダの出力に対してかける必要がある。

    答えを見る

    答え × 誤り

    入力文は最初からすべてそろっているので、デコーダは入力の全位置を参照できます。未来の位置を隠すマスクが必要なのは、デコーダのSelf-Attentionです。

  3. 画像生成の拡散モデルには、文章の情報を画像側の処理に取り込むために、Source-Target Attentionと同じ形のAttentionを使うものがある。

    答えを見る

    答え ◯ 正しい

    画像側の特徴からクエリを、文章をエンコードした結果からキーとバリューを作ります。クロスアテンションと呼ばれ、潜在拡散モデルなどで使われています。

この用語の練習問題

3問
  1. #0058Seq2Seqの固定長ベクトルの限界難易度 標準・組合せ未回答
  2. #0060Transformer内の注意機構難易度 応用・単一選択未回答
  3. #0196Multi-Headのヘッドの分け方難易度 標準・単一選択未回答

出典

作成:ウカトレ編集部(AIで作成し、別のAIが一次資料と照合)人による確認:未 最終確認日: 対応シラバス:シラバス第1.4版 技術23

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