G検定 練習問題 #0400・画像認識

物体検出のIoUの計算

ディープラーニングの応用例 › 画像認識 単一選択 難易度 標準

ある物流会社が、倉庫のカメラ画像から段ボール箱を検出するモデルを評価している。予測した矩形と正解の矩形のIoUが0.5以上なら、正しい検出とみなす。ある箱について、正解の矩形は左上が(10, 10)、右下が(70, 50)、予測した矩形は左上が(30, 20)、右下が(90, 60)であった(座標の単位は画素で、矩形の幅と高さは座標の差で求める)。この予測のIoUと判定として、最も適切なものを1つ選べ。

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解説

正解 A

この問題の論点:物体検出のIoUの計算

ポイント

IoUは重なりの面積を、2つの矩形を合わせた領域の面積で割った値です。合わせた領域の面積は、2つの面積の和から重なりを引いて求めます。

選択肢ごとの解説

  1. A

    適切 正解

    重なりは横70−30=40、縦50−20=30で1,200です。2つの矩形の面積は各60×40=2,400なので、合わせた領域は2,400+2,400−1,200=3,600です。IoU=1,200÷3,600≒0.33で、基準に届きません。

  2. B

    不適切

    0.5は、重なりの1,200を一方の矩形の面積2,400で割った値です。IoUの分母は2つの矩形を合わせた領域(和集合)の面積3,600なので、正しくは約0.33です。

  3. C

    不適切

    0.25は、重なりの1,200を2つの面積の単純な合計4,800で割った値です。和集合の面積は、重なりを二重に数えないよう1,200を引いた3,600で、IoUは約0.33です。

  4. D

    不適切

    約0.67は、和集合の3,600のうち重なっていない部分2,400が占める割合です。IoUは重なり÷和集合なので、1,200÷3,600≒0.33となり、0.5に届きません。

補足

IoUは、2つの矩形が完全に一致すると1、まったく重ならないと0になります。物体検出の評価では、IoUがしきい値を超えた予測を正しい検出として数え、そのうえで適合率や再現率を求めます。しきい値は評価の目的によって決めます。

試験での狙われ方

矩形の座標や面積を与えてIoUを計算させ、評価の基準を満たすかを判断させる形が考えられます。

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