G検定 練習問題 #0393・オートエンコーダ

オートエンコーダとVAEの潜在空間

ディープラーニングの要素技術 › オートエンコーダ 単一選択 難易度 標準

あるゲーム会社は、キャラクターの顔画像を大量に集め、似た雰囲気の新しい顔画像を自動で作りたい。通常のオートエンコーダを学習し、中間層にランダムな値を入れてデコーダで画像を作ったところ、崩れた画像ばかりになった。改善策として、最も適切なものを1つ選べ。

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解説

正解 A

この問題の論点:オートエンコーダとVAEの潜在空間

ポイント

VAEはKL情報量の項で潜在変数の分布を標準正規分布に近づけるため、そこから取り出した値をデコーダに入れて新しいデータを生成できます。

選択肢ごとの解説

  1. A

    適切 正解

    通常のオートエンコーダは、学習データを符号化した点の周り以外が整っておらず、ランダムな値の多くは意味のない領域に当たります。VAEはKL情報量の項で潜在変数の分布を標準正規分布に近づけるため、そこから取り出した値で生成できます。

  2. B

    不適切

    VAEでは、z=μ+σ×ε(εは標準正規分布に従う乱数)と書き換える再パラメータ化トリックで、乱数を計算の外に出します。これにより、誤差逆伝播法でエンコーダとデコーダを同時に学習できます。

  3. C

    不適切

    β=0ではKL情報量の項がなくなり、潜在変数の分布を標準正規分布に近づける力が働きません。通常のオートエンコーダに近い状態に戻ります。β-VAEは、1より大きいβで潜在変数を解釈しやすくする手法です。

  4. D

    不適切

    1層ずつの事前学習は、深いネットワークの学習を安定させるための工夫です。潜在変数の分布を決まった形にそろえる仕組みはないため、ランダムな値から自然な画像を作れる保証はありません。

試験での狙われ方

VAEの損失の2つの項(再構成誤差とKL情報量)の役割や、再パラメータ化トリックの目的を、生成の場面に当てはめて問う形が考えられます。

参考

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