G検定 練習問題 #0218・自然言語処理

Seq2Seqの出力長の決まり方

ディープラーニングの応用例 › 自然言語処理 単一選択 難易度 標準

RNNを用いた基本的なSeq2Seq(エンコーダ・デコーダモデル)で英文を和訳するとき、学習済みのモデルが出力する訳文の長さ(単語数)が決まる仕組みとして、最も適切なものを1つ選べ。

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解説

正解 A

この問題の論点:Seq2Seqの出力長の決まり方

ポイント

Seq2Seqのデコーダは1語ずつ生成し、文末記号を出力した時点で生成を終えるため、入力と異なる長さの系列を出力できます。

選択肢ごとの解説

  1. A

    適切 正解

    デコーダは直前に出力した単語を次の時刻の入力にして、1語ずつ順に生成します。文末記号(EOSなど)も学習データの各文の末尾に付けて普通の単語と同じように学習するため、文ごとに適した位置で生成を終えられます。

  2. B

    不適切

    入力と出力の長さが一致するのは、各単語に品詞を付けるような1対1のタスクです。翻訳では同じ内容でも言語によって単語数が変わるため、Seq2Seqは出力の長さを入力の長さから切り離して決めます。

  3. C

    不適切

    長さを平均値に固定すると、短い文には余計な語が付き、長い文は途中で切れてしまいます。Seq2Seqでは、いつ終えるかも次の単語の予測の一部として、デコーダが入力文ごとに判断します。

  4. D

    不適切

    固定長なのは入力文の内容を表すベクトルの大きさで、出力の単語数ではありません。デコーダはこのベクトルから何語でも生成できます。ただし長い文では情報を詰め込みきれず、訳の質が落ちやすいことがAttention導入のきっかけになりました。

補足

Sutskeverらは2014年、2つのLSTMをエンコーダとデコーダに使ったSeq2Seqで、英語からフランス語への機械翻訳を行いました。実際の生成では、各時刻で最も確率の高い単語を1つだけ選ぶ代わりに、複数の候補の文を残しながら進めるビームサーチもよく使われます。

試験での狙われ方

Seq2Seqが入力と異なる長さの系列を出力できる理由を、エンコーダとデコーダの役割分担と結びつけて問う形が見られます。

関連用語

参考

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