G検定 練習問題 #0069・自然言語処理

BERTの事前学習

ディープラーニングの応用例 › 自然言語処理 単一選択 難易度 標準

BERTは事前学習で、文中の一部の単語を隠し、その単語を前後の文脈から当てるタスク(Masked Language Model)を用いる。GPTのように次の単語を順に予測するのではなく、この方法をとる理由として、最も適切なものを1つ選べ。

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解説

正解 A

この問題の論点:BERTの事前学習

ポイント

BERTは隠した単語を前後の文脈から当てることで、答えが入力から見えてしまう問題を避けつつ、双方向の文脈を学習します。

選択肢ごとの解説

  1. A

    適切 正解

    BERTはSelf-Attentionで文中のすべての単語を参照するため、普通に予測させると答えが入力に含まれてしまいます。そこで入力の約15%の単語を予測の対象に選び、その多くを[MASK]という記号に置き換えて当てさせます。これで双方向の文脈を使った事前学習が可能になりました。

  2. B

    不適切

    隠した単語は[MASK]という記号に置き換えるので、系列の長さは変わりません。Self-Attentionの計算量は系列の長さに応じて決まるため、Masked Language Modelは計算量を減らすための工夫ではありません。

  3. C

    不適切

    BERTはTransformerのエンコーダを積み重ねたモデルで、文章を先頭から生成する用途には向きません。事前学習の後にファインチューニングして分類や質問応答に使い、GLUEなどの言語理解のベンチマークで当時の最高性能を示しました。

  4. D

    不適切

    BERTは単語の位置を表す情報(位置埋め込み)を入力に加えており、語順も表現に反映されます。語順を無視して単語の出現回数だけで文書を表すのは、BoW(Bag-of-Words)の考え方です。

補足

BERTは、隠した単語を当てるタスクのほかに、2つの文が本来続いていたかを判定するNext Sentence Prediction(NSP)でも事前学習します。どちらも正解を文章そのものから作れるため、人手でラベルを付けずに大量の文章で学習できます。

試験での狙われ方

BERTとGPTの違い(エンコーダかデコーダか、双方向か一方向か)や、事前学習のタスクの中身を問う形が見られます。

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