G検定 練習問題 #0055・回帰結合層

LSTMとGRUのゲート機構

ディープラーニングの要素技術 › 回帰結合層 単一選択 難易度 標準

LSTMとGRUのゲート機構に関する説明として、最も不適切なものを1つ選べ。

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解説

正解 D

この問題の論点:LSTMとGRUのゲート機構

ポイント

GRUは更新ゲートとリセットゲートの2つで情報を制御し、記憶セルを隠れ状態に統合した、LSTMの簡略版です。

選択肢ごとの解説

  1. A

    適切

    LSTMは長期の情報を記憶セルに保持します。入力ゲートが新しい情報の書き込み、忘却ゲートが古い情報の消去、出力ゲートが隠れ状態への読み出しの量を調整します。

  2. B

    適切

    ゲートの値はシグモイド関数の出力なので、0〜1の範囲に収まります。0に近ければ情報を遮断し、1に近ければほぼそのまま通す「弁」として働きます。

  3. C

    適切

    記憶セルは、前の時刻の値に忘却ゲートの値を掛け、新しい情報を足し合わせて更新されます。忘却ゲートが1に近ければ値も誤差もほぼそのまま伝わるため、勾配消失問題を緩和できます。

  4. D

    不適切 正解

    GRUは隠れ状態とは別の記憶セルを持たず、その役割を隠れ状態に統合しています。更新ゲートが入力ゲートと忘却ゲートの働きをまとめて担うため、LSTMよりパラメータが少なく、計算も軽くなります。

補足

忘却ゲートは、1997年に提案された最初のLSTMにはなく、2000年にGersらが追加したものです。現在LSTMと呼ばれるモデルは、通常この忘却ゲートを含む形を指します。

試験での狙われ方

LSTMの3つのゲートの役割や、GRUのゲートの数・記憶セルの有無を入れ替えた選択肢で問われやすい論点です。

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