G検定 練習問題 #0179・最適化手法

学習率を減衰させる理由

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ある物流企業が、ミニバッチ学習による確率的勾配降下法(SGD)で配送時間の予測モデルを学習している。学習率を一定にしたところ、損失は順調に下がったが、ある水準に近づいてからは細かく上下し続けて落ち着かない。学習の後半で学習率を徐々に小さくする理由として、最も適切なものを1つ選べ。

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解説

正解 C

この問題の論点:学習率を減衰させる理由

ポイント

SGDの勾配にはミニバッチの選び方によるばらつきがあり、最小値の付近でも0にならないため、学習率を徐々に下げて収束させます。

選択肢ごとの解説

  1. A

    不適切

    最小値に近づくと、勾配は一般に小さくなります。勾配爆発は誤差逆伝播で勾配が層ごとに増幅される現象で、主な対策は勾配クリッピングなどです。学習率を減衰させる目的ではありません。

  2. B

    不適切

    1エポックあたりのイテレーション数は、データ数÷バッチサイズで決まり、学習率には左右されません。学習率が変えるのは、1回の更新でどれだけ動くかです。

  3. C

    適切 正解

    SGDではミニバッチごとに勾配が変わるため、最小値の付近でも勾配の推定値は0になりません。学習率が一定だと更新が止まらず上下し続けるので、学習率を下げて更新幅を小さくし、解の付近に落ち着かせます。

  4. D

    不適切

    学習率を小さくしても過学習は防げません。訓練データへの当てはめが進めば過学習は起こりうるため、検証データによる確認や早期終了は引き続き必要です。

補足

全データを使うバッチ学習では、最小値に近づくと勾配そのものが0に近づくため、学習率が一定でも収束できる場合があります。学習率の下げ方には、一定のエポックごとに段階的に下げる方法や、なめらかに下げていく方法などがあります。

試験での狙われ方

学習率を途中で変える理由を、バッチ学習とSGDの違いや学習曲線の様子と結びつけて問う形が考えられます。

参考

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