G検定 練習問題 #0157・強化学習

割引率の大きさと行動の傾向

機械学習の概要 › 強化学習 単一選択 難易度 基礎

ある小売企業は、店舗の発注量を決めるエージェントを、割引率0.3の設定で強化学習により学習させた。学習後のエージェントは、目先の販売を優先して在庫を使い切り、数日後の欠品で大きな損失を出すことが多い。報酬の設計は妥当であると確認できている。割引率に関する対応として、最も適切なものを1つ選べ。

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解説

正解 A

この問題の論点:割引率の大きさと行動の傾向

ポイント

割引率は将来の報酬をどれだけ重視するかを決める値です。0に近いほど目先の報酬、1に近いほど将来の報酬を重視します。

選択肢ごとの解説

  1. A

    適切 正解

    割引率0.3では、数ステップ先の報酬は0.3を繰り返し掛けられ、ほぼ0として扱われます(3回で0.027)。1に近づけると数日後の欠品による損失も収益に反映され、それを避ける発注を学びやすくなります。

  2. B

    不適切

    割引率を0に近づけると、将来の報酬がほぼ無視され、直後の報酬だけを追う近視眼的な行動になります。今回の課題をかえって強める方向の変更です。

  3. C

    不適切

    割引率は0以上1以下の範囲で設定します。1より大きいと遠い将来の報酬ほど重く評価され、終わりのない課題では累積報酬が発散して値が定まりません。

  4. D

    不適切

    1回の更新で値をどれだけ動かすかを決めるのは学習率です。割引率は将来の報酬をどれだけ重視するかを決める値で、両者の役割は異なります。

試験での狙われ方

割引率を0や1に近づけたときのエージェントの振る舞いや、学習率との役割の違いを問う形が考えられます。

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